着物 汗抜きクリーニング

数年後の黄ばみを防ぐ、職人の「水出し」汗抜き。

数年後の黄ばみを防ぐ
職人の「水出し」汗抜き。

着物は湿気に弱いだけでなく、汗(塩分)に弱いのはご存知でしょうか?汗は吸収すると硬くなり、きついシワができてそのままにしておくと黄色く変色します。汗が特に厄介なのは、輪ジミになっていれば気が付きますが、ほとんどの場合目に見えません。ですから変色してから気付く方が多いのです。

「丸洗いしてしまったのに久しぶりに出してみたらシミが出来てた」というお声をよくお聞きします。これは「丸洗い」では汗が落ちずに残ってしまった結果、変色してしまったということなのです。後に「シミ抜き」が必要となった原因の約7割が、汗や付いた当時であれば簡単に落とせるシミなのです。

坂根克之
坂根克之
こんにちは。着物関係一筋50年 きものサロン創夢(そうむ) 坂根克之です。

当店では、後々に「シミ抜き」が必要とならないためにも、しばらく着る予定がなく長期間保管される場合、丸洗いと併せて「汗抜きクリーニング」をされることお勧め致します。

「丸洗い」だけでは、汗(塩分)は残っています。

訪問着の汗ジミ
「クリーニング(丸洗い)に出して、大切にしまっておいたはずなのに…」いざ着ようと広げてみたら、身に覚えのない黄ばみや、生地のゴワつきに驚いたことはありませんか?実は、その原因の多くは「残ってしまった汗」にあります。

丸洗いだけでは、汗は落ちません

意外と知られていないのが、一般的な「丸洗い(ドライクリーニング)」と「汗抜き」の違いです。

丸洗い
皮脂・ファンデなどの「油汚れ」には強い
汗抜き
塩分・水分などの「水溶性汚れ」を落とす。

つまり、丸洗いだけでは、汗の成分は繊維の奥に残ったまま。その「見えない汗」が時間の経過とともに酸化し、頑固な黄ばみや生地を傷める原因となってしまうのです。

こんなサインに心当たりはありませんか?

  • 脱いだ後、ハンガーにかけても胴まわりにシワが残っている。
  • なんとなく生地がゴワゴワ、カサカサする。
  • 数年前に着たきり、一度も汗抜きをしていない。

もし一つでも当てはまるなら、それは着物からの「お手入れしてほしい」というサインかもしれません。手遅れになって高価な「染み抜き」が必要になる前に、職人の手による正しいケアで、大切な一着を守りましょう。

汗に含まれる主な成分と着物への影響

汗の99%は水分ですが、残り1%に含まれる成分が着物の天敵となります。

成分カテゴリー具体的な成分着物への影響・リスク
塩分(電解質)塩化ナトリウム吸湿性が高く、湿気を呼んでカビの原因になります。
ミネラルカリウム、鉄、亜鉛等金属成分が酸化し、生地の黄変(変色)を促進させます。
代謝物質尿素、乳酸等酸・アルカリにより、染料の色化け・退色を引き起こします。
脂質・タンパク質皮脂、アミノ酸酸化によるニオイや虫食いの誘発につながります。

※成分データは、厚生労働省や生理学等の一般的な公的資料に基づき記載しています。

創夢の「汗抜きクリーニング」3つのこだわり

1.霧吹きでは終わらせない一点一点、手作業の「水出し」

一般的な汗抜きには、スチームや霧吹きだけで済ませてしまうものもありますが、それでは繊維の奥に染み込んだ塩分を完全に取り除くことはできません。

創夢では、職人が着物のコンディションを見極めながら、一箇所ずつ丁寧に「水」をかけて汗を追い出します。水溶性の汚れである汗は、やはり「水」で洗うのが一番。生地を傷めない絶妙な力加減は、数多くの着物を手掛けてきた職人の指先だけが知る感覚です。

2.落ちない汚れに、ピンポイントでアプローチ

石油系の溶剤で洗う「丸洗い(ドライクリーニング)」は、皮脂や排気ガスなどの油性の汚れを落とすのには優れています。しかし、汗(塩分)を落とす力はほとんどありません。

「クリーニングに出して保管していたのに、数年後に黄ばみが出てしまった」というトラブルの多くは、この残った汗が原因です。創夢では、丸洗いだけでは届かない「見えないリスク」を、職人の目と手で確実に取り除きます。

3.変化に気づく「職人の目」

汗の成分は時間が経つと生地を硬くし、独特の「ゴワつき」を生みます。創夢の職人は、作業前に必ず生地に触れ、どこに汗が溜まっているか、生地が悲鳴を上げていないかを確認します。

特に汗を吸いやすい脇、胴まわり、襟元。それぞれの箇所に合わせて水の量や抜き方を変えるのは、お客様の大切な思い出が詰まった一着を、再び最高の状態で着ていただきたいと願うからです。

汗取りクリーニング料金・お預かり期間

着物汗取りクリーニング料金

振袖9,900円(税込)
留袖9,900円(税込)
着物(袷)8,800円(税込)
着物(単衣)7,700円(税込)
長襦袢7,700円(税込)
振袖長襦袢7,700円(税込)
子供きもの6,160円(税込)
子供長襦袢5,280円(税込)
6,600円(税込)

 
※料金は全て税込価格です。

着物汗取りクリーニングお預かり期間

納期10日間(シーズンにより若干、変更があります。)

【無料相談】まずはスマホで写真を送るだけ!

気になる部分をスマホで撮影してLINEでお送りいただければ、概算の見積もりや最適な直し方をプロがアドバイスいたします。もちろんお電話・お問い合わせフォームからでも大丈夫です!。

まずは職人に無料相談

お急ぎの方:0120-127-529

よくあるご質問

胴のあたりのシワがきつく残っているのですが、汗が原因でしょうか?
目安として、着用後ハンガーで半日吊るしてシワが残っている場合汗が残っている可能性があります。そのままにしておくと変色しやすくなりますので、一度ご相談の上「汗抜きクリーニング」をご利用ください。
汗抜きクリーニングは着物だけで大丈夫でしょうか?
肌により近い長襦袢は特に要注意です。おきものと併せて「汗抜き」をされることをお勧め致します。
着た後、見た感じは分からないのですが「汗抜き」は必要でしょうか?
見た目は分からないのですが、着物を着ると知らないうちに汗をかいています。しばらく着る予定がない場合は「汗抜き」が必要となります。
そのまましまっておくと、どうなるのでしょうか?
白いシャツが黄ばんできた!といった経験があるかと思います。同様に、絹は塩分に弱いので早くて一年以内に黄色く変色してきます。保管される前に「汗抜きクリーニング」をお勧め致します。