着物の胴裏(裏地)交換
裏地、真っ白。気分、スッキリ。
シミ抜きよりも美しく
仕立て直しよりリーズナブルに

実は、着物の胴裏(裏地)にできる変色は、クリーニングや染み抜きでは落とすことができません。しかし、あきらめるのはまだ早いです。
きものサロン創夢では、着物をすべて解く「お仕立て直し」をせず、胴裏だけを新しく交換する独自の技術をご提供しています。 表地を傷めず、新品のような真っ白な裏地へ。大切な一着を、これからも安心してお召しいただけるよう、熟練の和裁士が心を込めてお直しいたします。
なぜ「一度も着ていない着物」の裏地が茶色くなるのか?
一度も袖を通していない新品の着物なのに、箱から出してみたら裏地が茶色いシミだらけだった…」そんなショックを受けたご経験はありませんか?
実はこれ、「保管の失敗」や「カビ・汚れ」が原因ではないことがほとんどです。
着物の胴裏(裏地)によく見られるこの茶色いシミは、「黄変(おうへん)」と呼ばれる、絹(シルク)特有の避けられない化学反応によるものです。
1. 犯人は「酸化」という自然現象
胴裏に使われている正絹(シルク)は、タンパク質でできたデリケートな天然繊維です。空気中の湿気やわずかな酸素が長い時間をかけて絹の繊維に触れると、タンパク質が酸化し、黄色から茶色へと変色していきます。
これは、どんなに高級な着物であっても、どんなに大切に桐の箪笥で保管していても、避けることが難しい「素材の経年変化」なのです。
2. 「糊(のり)」が変色を加速させる
特に昔の着物に多く見られるのが、胴裏の生地を作る際に使われた「糊」が原因となるケースです。絹の生地を整えるために使われた糊に含まれる成分が、年月を経て酸化し、それが濃い茶色のシミとなって浮き出てきます。
昔の着物ほどこの糊が多く使われていることが多く、数十年の時を経て突然、全体に斑点のようなシミが出てくることも珍しくありません。
3. 着ないことこそが「黄変」を招くことも
「大切だから」と、年に一度も箱から出さずにしまい込んでしまうと、湿気が逃げ場を失い、さらに黄変を加速させてしまうことがあります。
着用頻度が少ない「振袖」や「留袖」の胴裏に特に黄変が目立つのは、まさにこの「着る機会が少ないために、適度な風通しが行われないまま時間が経過してしまう」という理由によるものです。
大切な着物だからこそ、知っておいてほしいこと
胴裏の黄変は、あなたの管理が悪かったわけではありません。時間が経てば誰の着物にも起こりうる、いわば「絹の宿命」のようなものです。
もし現在、お手元の着物の裏地が茶色くなっていたとしても、「もうダメだ」とあきらめないでください。 胴裏は「着物の寿命」そのものではありません。裏地を新しいものに交換さえすれば、表地はそのまま、また美しくお召しいただけるようになります。

裏地のシミは「シミ抜き」や「漂白」ができない理由
「表地のシミが抜けるなら、裏地も白くできるのでは?」と思われるかもしれません。しかし、結論から申し上げますと、着物の胴裏(裏地)にできた茶色いシミを、染み抜きや漂白で消し去ることは不可能です。
そこには、裏地ならではの「3つの理由」があります。
1. 生地が薄く、薬剤に耐えられない
胴裏は、着心地を良くするために表地よりもずっと薄く、デリケートな絹(正絹)で織られています。 頑固な黄変(おうへん)を白く戻すには強い漂白剤が必要ですが、薄い胴裏にそれを使用すると、シミが消える前に生地の繊維がボロボロに崩れ、穴が空いてしまいます。
2. 広範囲すぎて、かえって「輪ジミ」になる
胴裏の変色は、一箇所にとどまらず全体に広がっていることがほとんどです。 一部分だけを無理に漂白しようとしても、薬剤を使った境界線が新たな「輪ジミ」となり、かえって見た目を悪くしてしまいます。全体を漂白液に浸すような作業は、生地を著しく傷めるため、専門家は決して行いません。
3. コストが「交換」を上回ってしまう
もし、特殊な技術で時間をかけて少しずつシミを薄くしようとすれば、膨大な作業工賃がかかります。 結果として、「シミを抜く費用」よりも「新しい真っ白な生地に交換する費用」の方が安く、仕上がりも圧倒的に美しいという逆転現象が起きてしまいます。
プロからのアドバイスがネット等で紹介されている「自分で漂白する方法」は非常に危険です。生地が溶けてしまい、大切な表地にまで薬剤の影響が出る恐れがあります。 「シミを落とす」のではなく、「新しい真っ白な布に取り替える」ことが、着物にとって最も安全で、最も経済的な解決策なのです。
裏地を替えるだけで、着物は「新品同様」の清々しさに甦ります
裏地のシミを放置すると、せっかくの着姿もどこか自信を失ってしまうもの。新しい胴裏に交換すれば、まるで仕立て上がったばかりのような清潔感と、凛とした気品が甦ります。
当店『きものサロン創夢』の胴裏交換は、着物全体を解く大掛かりな仕立て直しは不要です。「必要な部分だけを最小限に替える」ことで、着物の風合いを守りつつ、費用もぐっと抑えました。また真っ白な裏地に袖を通す、あの感動をもう一度体験してみませんか?
なぜ「お仕立て直し」よりずっと安いの?独自の技法

これまでの胴裏交換は、着物をすべて解いて縫い直す「お仕立て直し」が一般的でした。しかし、これでは手間と時間がかかり、どうしても高額になってしまいます。
当店がリーズナブルな価格を実現している理由は、着物をすべて解かずに必要な箇所だけを交換する、独自の「部分取り替え」技術にあります。
当店の「部分取り替え」3つの強み
- 無駄な作業を省いてコストダウン
着物をすべてほどく必要がないため、大幅な工賃カットを実現。その分、お客様へ還元しています。 - 着物への負担を最小限に
何度も糸を抜き差しする全解きは、着物にとって大きな負担です。最小限の作業で仕上げるため、着物の大切な仕立てを傷めません。 - 本場京都の職人の技
「どこをどう解けば最も安全か」を見極める熟練の和裁士が、一点一点手作業で加工。短期間で新品同様の仕上がりをお約束します。
他店で「仕立て直しが必要」と言われたお着物も、ぜひ一度ご相談ください。
大切なお着物をお預かりしてから、美しく仕上がるまでの7ステップ
当店の胴裏交換・裏地交換の工程をご紹介いたします。
- 1お申し込み
- 電話 フリーダイヤル0120-127-529(受付時間 9:00~18:00 毎日受付)
お問い合わせフォームお問い合わせフォーム(24時間受付)/dd>
- 2着物お持込みまたは宅配
- お客様に店舗にまで直接着物をお持ち込みいただくか、宅配便で当店まで着物をお送りいただきます。新しい胴裏の生地を持ち込み希望の場合、着物と一緒に胴裏生地もお送りください。
- 3事前検査
- 作業に入る前に、専門の職人が着物の状態をチェック。胴裏以外にシミが移っていないか等を詳しく確認します。
- 4古い胴裏・袖裏をはずす
- 袖を解いて胴裏・袖裏をていねいに外します。表地に影響がないように行う、繊細さが問われる作業です。
- 5採寸・裁断する
- 新しい袖裏・胴裏のための採寸を行い、裁断します。ご指定が無い場合、最適な裏地をお選びします。
- 6胴裏を縫い、胴付けする
- 胴裏を新しく縫直し、表地に縫い合わせていきます。胴裏だけを交換する作業は、とても高度な技術が必要です。当店では国内の和裁士が一点一点を手作業で加工しています。
- 7お渡し
- 美しく仕上げた着物は、新しいタトウ紙(文庫紙)に包んでお客様の元へお渡し・お送りいたします。
着物の胴裏(裏地)交換事例
ビフォー
アフター【料金のご案内】種類別の交換費用(胴裏代+加工代の総額)
| 振袖 | 交換料金 26,400円(税込) 胴裏料金 14,300円(税込) 合計金額 40,700円(税込) |
|---|---|
| 留袖 | 交換料金 26,400円(税込) 胴裏料金 11,000円(税込) 合計金額 37,400(税込) |
| 袷着物 | 交換料金 26,400円(税込) 胴裏料金 11,000円(税込) 合計金額 37,400円(税込) |
| 振袖(長襦袢) | 交換料金 22,000円(税込) 胴裏料金 8,800円(税込) 合計金額 30,800円(税込) |
| 着物(長襦袢) | 交換料金 22,000円(税込) 胴裏料金 7,700円(税込) 合計金額 29,700円(税込) |
※【お預かり期間・日数】30日~50日(シーズンにより若干、変更があります。)
※繁忙期には通常よりお時間をいただく場合がございます。
※料金はすべて税込価格です。
【無料相談】まずはスマホで写真を送るだけ!
気になる部分をスマホで撮影してLINEでお送りいただければ、概算の見積もりや最適な直し方をプロがアドバイスいたします。もちろんお電話・お問い合わせフォームからでも大丈夫です!。
胴裏交換に関する よくあるご質問とアドバイス
「私の着物でも大丈夫かな?」という疑問にお答えします。
- 安いポリエステルの裏地に交換しても大丈夫?
- あまりおすすめしません。 正絹(シルク)の着物にポリエステルを合わせると、静電気が起きやすく、足にまとわりついて非常に歩きづらくなります。フォーマルな着物には、やはり正絹をおすすめします。
- 「袖裏」だけ交換すればもっと安くなる?
- はい、可能です。 シミが袖口などの目立つ部分だけであれば、そこだけを交換することで費用を抑えられます。ただし、胴部分のシミがひどい場合は表地へ移る恐れがあるため、状態に合わせてご提案いたします。
- シミが少しだけあるけれど、交換すべき?
- 無理に交換しなくても大丈夫です。 多少の黄ばみは、着物にはよくあること。恥ずかしいことではありません。ただし、「シミが濃くなってきた」「あちこちに広がってきた」という場合は、表地を守るために早めの交換をおすすめします。
- 胴裏を外して「単衣(ひとえ)」にできますか?
- はい、可能です。 胴裏や八掛を外して単衣にする加工も承ります。その際、背縫いが広がらないよう補強の「居敷当(いしきあて)」を付けるのがおすすめです。