着物の柄足し・柄直し
柄足しで着物の柄を増やし
シミや変色などカバーできます
生地が弱って漂白に耐えられない場合、「柄足し」で上から柄を描き足せば、シミや変色を上手にカバーできます。
「落ちないシミがあるから」「似合わなくなったから」と、着物を眠らせていませんか?『きものサロン創夢』の着物柄足し・柄直しサービスなら、専門の職人が着物の柄を増やし、シミや変色・虫食い痕などを見た目にわからないようにカバーできます。また色や柄の調整して着物の雰囲気を変え、新しい着物のように楽しむことも。
柄足し・柄直しで着物が甦ります
着物の柄足しとは、現在の着物の柄やデザイン・雰囲気に合わせて、専門の染色補正師が柄(模様)を描き足していくお直しの方法です。
当社の柄足しであれば着物を解くことなく、元々ある柄を増やしたり、新しくワンポイントの柄を付けたりと、幅広いデザイン変更をお楽しみいただけます。
古いシミや変色を「柄」でカバー
着物についた古いシミは「染み抜き」では落とせないことがあります。特に着物の布が弱って漂白に耐えられない場合だと、古いシミや変色などを除去しきれないのです。こんな時でも「柄足し」で上から柄を描き足せば、シミや変色を上手にカバーできます。
虫食いの穴を上手にリペア
虫食いで穴が開い時、かけはぎ・かけつぎだけでは加工部分が目立ってしまうことも。穴をふさいだ部分に「柄足し」で模様をつけることで、虫食い穴のお直しをナチュラルに隠すことができます。
リメイク感覚で着物に柄足し・柄直し
柄足し・柄直しは、飽きてしまった着物を今の自分の好みに合わせて変えたい時にもピッタリです。柄を増やして華やかにしたり、色味を調整して渋めにすることもできます。
染み抜きよりリーズナブルなことも
シミや変色の状態によっては、染み抜きや洗い張りより「柄足し」の方がお値打ち価格で着物をきれいにできることも。リーズナブルに着物をリペア・リメイクしたい時に、ぜひご相談ください。
振袖・留袖・訪問着・色無地も柄足しでリペア
着物の柄足し・柄直しサービスは、幅広い着物でご利用いただけます。普段着向けの小紋はもちろん、フォーマル・礼装向けの振袖・留袖・訪問着・色無地などの柄足し・柄直しもお任せください。
昔の七五三着物をシミ隠し
昔の七五三着物だと繊維が劣化して漂白ができず、古いシミをシミ抜きできないこともあるものです。しかし『きものサロン創夢』の柄足しサービスなら、元々の柄の雰囲気を壊さずに柄を付け加え、七五三着物を美しく甦らせます。
振袖のカビによる変色をカバー
湿気の多い日本では、保管中に振袖にカビが生えることもあります。カビ菌そのものは「カビ取り」等で除去できますが、カビによってできたシミは残ってしまいやすいです。状態によっては、無理な漂白より、柄足しの方がキレイに仕上がることもあります。他店で断られたカビのシミありの振袖も、『きものサロン創夢』なら「柄足し」も視野に入れてお直しが可能です。
汗の変色ができた訪問着も綺麗に
汗汚れによる着物の黄ばみは、変色の範囲が広くなりがち。そのため漂白だと着物が傷み過ぎたり、リペア料金が上がりすぎることもあります。「柄足し」や「色かけ」等であれば、汗染みによる変色もリーズナブルに対処しやすいです。
着物に柄を足して華やかな訪問着にアレンジ
地味すぎて着ない色無地や柄の少ない着物に柄を描きたし、華やかな訪問着としてアレンジもできます。
着物の柄足し・柄直しの流れ
1)スタッフが着物を検品
当社スタッフがお客様の着物をお預かりし、全体の状態を詳しくチェックします。布の状態・縫い糸の状態なども含めて確認をし、どのような対処が可能かを検討します。
2)ご要望をヒアリング
お客様のお困りの問題や、お直しのご希望についてスタッフが詳しく伺います。「現在の柄の雰囲気をできるだけ残したい」「もっと華やかにしたい」等、お客様のお好みをお気軽にご相談ください
3)お見積り
お客様のご要望に合わせて最適なリペアプランを組み、お見積り(ご予算)をお出しします。お客様にお見積りにご納得いただいてから作業に入りますのでご安心ください。
4)柄デザインのお打ち合わせ
柄デザインや位置について、着物染色士を含めた専門家がお打ち合わせやアドバイスを行います。
5)着物染色士による柄足し
有資格者である着物染色士が、「顔料」を使って手作業で柄を描いていきます。着物をほどくことなく直接に柄を描いていくため、布や縫い糸が劣化している昔の着物にも加工が可能です。
6)クリーニング・プレス
柄足しをした着物は、プレスをして美しく仕上げます。何度か着たことがある着物の場合には、丸洗いクリーニングでの仕上げをおすすめします。
7)お客様のお手元へ
お客様のお手元へ着物をお送りします。京都ならびに当社近隣エリアにお住まいの場合には、直接お渡しに伺うことも可能です。新品のように蘇った着物を見て、きっと驚かれることでしょう。
着物の柄足し・柄直しバリエーション
着物の柄足し・柄直しでは、今ある柄を描き足すだけでなく、様々な色・柄加工のお直しができます。お客様のご要望に合わせ、最適なプランをご提案します。
金加工・銀加工
着物の金彩・銀彩や金箔・銀箔は、長年の使用のうちに摩耗・剥離して輝きを失っていることがあります。金加工・銀加工を新たに施すことで、新品のような輝きを取り戻します。柄の一部にさらに金彩を加えて、より華やかな印象にすることも可能です。
胡粉加工
胡粉(ごふん)とは、貝殻から作られた品の良い白の顔料のことを言います。白い胡粉の顔料を上から塗ることで、白い柄部分の黄ばみや変色・シミ等をカバーします。
彩色直し
柄の色合いを直しながら、柄の中にあるシミやカビ等をカバーしていきます。柄を控えめな印象にしたい時、反対に派手な雰囲気にしたい時にもおすすめです。
小紋加工
着物全体に小紋を散らして、地色の変色や広範囲のシミ等をカバーします。地色をワントーン控えめにしたいときにもおすすめです。
地色の変更
柄部分を残し、地色を現在よりも落ち着いた色合いに変更する方法です。広範囲の色あせ、色やけ等のカバーに向いています。地色を引き締めることで、柄が華やかに引き立つのも魅力です。
着物の柄足し・柄直し 料金と納期
着物の柄足し・柄直し料金
お見積り
目安:3センチ四方(花びら1枚程度)素描 3,850円~(税込)
※柄のデザイン、大きさ、染色補正士、染色作家の加工方選定によって料金は異なります。
(十分にお客様とお話をさせて頂きご希望のご予算で出来る方法をご提案させて頂きます。)
着物の柄足し・柄直しの納期
2ヶ月~3ヶ月
※柄の範囲・使用色等によって変動します
※繁忙期の場合にはお時間をいただきます
着物の柄足し・柄直しの よくあるご質問
- 着物の柄足しは人に分かりますか?
- 「外から見ただけで柄足しがわかる」ということは、ほぼありません。どうぞご安心ください。ただし着物の柄足しでは染料でなく顔料を使うため、布の表面の「手触り」に多少の変化があります。手で触れた場合には、柄足しをした部分が分かる人もいらっしゃいます。
- 柄足しの料金はいくらかかりますか?
- 着物の柄足しの料金は「描き足す柄の大きさ」「柄に使う色数」「金箔の有無」等によって価格が大きく変動します。そのため、申し訳ないのですが公式サイト上で「お値段がいくらです」とハッキリとした価格をご案内ができません。お客様の着物を見て、ご要望を聞いてから、予算のお見積りをお出しします。
お見積りにご納得いただいてから作業に入りますので、ご安心ください。 - シミ抜きと柄足しのどちらが良いか分からない
- 専門スタッフが着物を詳しく検品した上で、染み抜きが可能かどうか、柄足しした方が良いか等、最適なプランをご案内します。専用フォームからお問い合わせの上、『きものサロン創夢』にまでお気軽に着物をお送りください。
- 柄足しに時間はどれ位かかりますか?
- 柄足しには、おおむね2ヶ月~3ヶ月程度のお時間をいただきます。使用色が多い、柄の範囲が広い場合等には、さらにお時間をいただく場合がございます。また繁忙期につきましては、通常より納期がかかる可能性が高いです。お早めにご相談くださいませ。
- 着物をほどいての柄足しもできますか?
- はい、可能です。当社の柄足しサービスは原則として着物をほどかずに行なっていますが、ご要望がある場合には着物を一部ほどいてからの柄足しも行なっています。なお着物の縫直し等の工賃が必要となりますので、その分も事前にお見積りします。お気軽にご相談ください。