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お宮参りの持ち物・準備…忘れやすいTOP10とは?

お宮参りの持ち物

赤ちゃんが無事に生まれたことを神様に感謝し、これからの無事を祈る儀式である「お宮参り」。赤ちゃんにとってもご家族にとっても初めての正式なイベントですから、つつがなく進行させるようにしたいですね。

お宮参りで失敗しないためには、まずしっかりと準備をすることが大切です。お宮参りの持ち物の準備はお済みですか?

坂根克之
坂根克之
こんにちは。着物関係一筋50年 京都きものサロン創夢(そうむ) 坂根克之です。ここではお宮参りの持ち物のうち、特に忘れやすいものトップ10をご紹介していきます。

10位:防寒着(赤ちゃん用・大人用)

「お宮参り当日に着るフォーマル服や着物」については、気を配る人がほとんどでしょう。でも「防寒着」の準備を忘れていませんか?

秋~冬のお宮参り、神社の境内は風が冷たいですし、神社によっては暖房や空調が十分でないこともあります。また夏のお宮参りの冷房による寒さ対策もしておいた方が安心です。

【赤ちゃんの場合】

  • ポンチョやおくるみ
  • 靴下
  • 真冬の場合は帽子 等

【大人の場合】

  • カーディガン
  • ショール

防寒着は当日に着るフォーマル服と合わせて浮かないような色味やデザインのものを。当日の気候によっては「防寒着を一日着続けていた」というケースもあるので注意しましょう。

9位:母乳パッド


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人によっては、お宮参りが「赤ちゃんとの初めての長いお出かけ」となるケースも多いですよね。神社に寄ってから撮影スタジオに行ったり、レストランでお祝いをされるご家庭もたくさんあります。

長丁場になるほど、母乳パッドの替えもたくさんあった方が安心です。

8位:替えの足袋


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着物の場合、足元は足袋と草履(男性の場合は雪駄)ということになりますが、靴の場合の靴下に比べて、足袋はとても汚れやすいです。特に悪天候の場合や、神社の境内が広くて庭をたくさん歩かなくてはならない場合等、足袋が一気に汚れてしまうこともあります。

祈祷のために神社の中に上がる時や、写真撮影の際、足袋が汚いというのは避けたいところ。替えの足袋を持っておくか、外履き用の足袋カバーを準備しておいた方が良いでしょう。

7位:熨斗袋&筆ペン


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お宮参りで神主さん(または僧侶)による祈祷を依頼する場合、その謝礼として初穂料(玉串料、祈祷料とも呼ぶ)をお渡しします。

この初穂料ですが、現金をそのまま渡すのはNG!結婚式のご祝儀と同じで、お祝い事にふさわしい「熨斗袋(のしぶくろ)」に入れるのが一般的です。

初穂料の場合、結婚式とは水引の形が違うので注意。「蝶結び」の水引が付いた熨斗袋にお金を入れて渡します。100円均一ショップやコンビニ等でも扱いがあるので、早めに買っておきましょう。

また熨斗袋の記入をするのは毛筆です!筆や筆ペンが無い人はこちらも早めに準備しましょうね。

6位:虫除けスプレー


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神社や寺院の境内には、普段の街より多くの緑が溢れています。池があるお庭も多いですよね。ということはつまり…蚊がたくさん出る可能性が大!なんです。

神社や寺院は建物もドア等が開け放たれているところが多いので、建物内部でも虫に刺されることがよくあります。お宮参りに行くなら、虫除けスプレーはあった方が良いです。

赤ちゃんも使える虫除けスプレーなら、一家全員で使うことができますね。ちなみにヤブ蚊が出るのは真夏だけではありません。春・秋のお宮参りでも虫よけスプレーは準備しておいた方が安心ですよ。

5位:洗濯バサミ・クリップ


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洗濯ハサミ・クリップを何に使うのか?というと、後述する「大判バンダナ」を固定するために使うのと、着物の場合の「トイレ」で使用します。

着物に慣れない人にとって、トイレはなかなかの難関ですよね。でも裾をめくってから帯の部分で洗濯ばさみやクリップで挟んで止めておくと、トイレはかなりラクになります。

万一大雨が振ってきた場合等も、裾をあげて洗濯ハサミで固定し、それから雨コートを着れば、着物の裾が泥ハネだらけ…といったトラブルを防げます。

4位:予備の充電バッテリー


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お宮参りといえば絶好の記念撮影のチャンス。撮影スタジオで写真を撮るだけでなく、境内等でスマホやデジカメで写真を撮ったり、映像に収める人も多いことでしょう。

こんな時に最近多いのが「スマホやデジカメのバッテリー切れ」によるトラブルです。充電バッテリーは多めに用意して、万一の時にしっかり対処できるようにしておきましょう。

ちなみに最近ではあまりに「充電トラブル」が多いため、スマホ充電等をお断りする施設が増えています。「足りなくなったらどこかで充電すれば良い」と安易に考えるのは危険ですよ。

3位:大判バンダナ・大人用ケープ

洋装でも和装でも持っておいてソンが無いのが、大きめのバンダナ(ハンカチ)や大人用のケープです。これは赤ちゃんとの食事の際等に使います。

お宮参りの後にお祝いの膳を囲むというご家庭は多いはず。また「お宮参り」と「百日祝い(お食い初め)」をまとめてやる地域も見られます。つまり赤ちゃんの介助をする人にとっては「食べこぼし」の危険がとても高い日なのです。

普段着であれば食べこぼしで多少汚れても、洗えばすぐに汚れは取れますよね。でもお宮参りの日に着ているのはフォーマル服や着物。汚れの種類によっては、クリーニング代が高く付いてしまうことも考えられます。

できるだけ赤ちゃんのミルクや食べこぼし等による汚れを防ぐために、大人の側も汚れ対策を。胸元にバンダナを付けてクリップで固定しておいたり、食事用のケープ等を使えば、大切な服が汚れるリスクを減らせます。

2位:傘・折りたたみ傘・雨具

お宮参りの日はできたら晴天であってほしいもの。でも予定の日が必ずしも晴れであるとは限りません。朝から雨・雪の日に決行せざるを得なかったり、午後になってから雨が降ってくる可能性も考えられます。

しかも、お宮参りは家族全員がフォーマル服を着る日。ビニール傘ではバランスが悪いですし、何より小さすぎる傘だと着物や服が濡れてしまう可能性も考えられます。

なお「降ってきてから傘を買いに行く」では、シルクの着物等は水シミだらけになってしまいます。雨具の用意は前日までに済ませておくのが鉄則です。

【長傘】

  • 大きいサイズがおすすめ
  • フォーマルな装いに合うデザインを
  • 暗すぎない色だと撮影で使いやすい

【折りたたみ傘】

  • あまり小さすぎないものを
  • 無地等の方が服や着物と合わせやすい

【その他雨具】

  • 着物の場合は「雨コート」を準備
  • 着物の場合は「草履カバー」があると理想的
  • 赤ちゃんが雨を避けるためのグッズも用意

1位:荷物を入れる大きなバッグ

お宮参りの準備をしっかり進めている人でも忘れがちなもの…それは荷物を入れるためのバッグです!荷物を運ぶバッグ、フォーマルな装いに合うバッグは準備できていますか?

お宮参りでは階段が多い寺社の中を歩いたり、神社の中に入ったりします。キャスター付きのスーツケースやトランク等は基本的に使用できないと考えた方が無難です。またスポーツバッグ等のカジュアルすぎるバッグをフォーマルな装いに持つのも、あまりバランスが良くありませんね。

荷物がたっぷりと入る軽い作りで、同時に黒や紺・ベージュ等のベーシックなデザインのバッグがあると安心です。できればウォータプルーフ加工がされているものを選びましょう。お宮参り以外でも、赤ちゃん関連のイベントで「大きなバッグ」は活躍します。購入しておいてソンはないですよ。

おわりに

お宮参りの持ち物・準備で忘れやすいものをリストアップしてみましたが、「あっ準備していなかった」というものはありましたか?

お宮参り当日になって慌てることが無いように、早め早めに準備を進めておきましょうね。

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