着物の裄丈直し・裄サイズ直し
熟練の解き、緻密な縫製、完璧な仕上げ。
指先まで、凛と美しく。
あなたの体型に寄り添う、究極の裄丈直し。
「着姿の美しさは、手首の長さで決まります。」着物の「裄(ゆき)」が合っていないと、どんなに高級な着物でも着姿のバランスが崩れてしまいます。
「裄直し」は、着物全体を仕立て直すよりもずっとリーズナブルに、あなたの印象を劇的に変えることができる賢いメンテナンス。 「あと3cm伸ばしたい」「長すぎる袖を詰めたい」そんなお悩み、きものサロン創夢にお任せください。
最短10日のスピード仕上げと明快な料金体系で、あなたの着物ライフを全力でサポートします。
理想の着姿を作る「裄丈」の基本と、失敗しない測り方
着物を美しく、品良く着こなすための重要なポイント。それが「裄丈(ゆきたけ)」です。「お下がりでもらった着物の袖が短い気がする」「リサイクルショップで見つけた着物、サイズは大丈夫かしら?」
そんな不安を解消するために、まずは裄丈の基本と、ご自身でできる正確な測り方を確認しましょう。
そもそも「裄(ゆき)」とは?
裄(ゆき)とは、簡潔に言うと「背中の中心から袖口までの長さ」のことです。洋服でいう「袖丈」とは異なり、肩幅と袖の長さを合計した寸法を指します。
裄丈がピッタリ合っていると、立ち姿がスッキリと美しく見えるだけでなく、動作ひとつひとつが優雅に見えます。逆に裄が短すぎると「借り物」のような幼い印象になり、長すぎると野暮ったい印象を与えてしまいます。
失敗しない「マイサイズ」の測り方

正確な裄丈を測るには、「誰かに手伝ってもらうこと」と「正しい姿勢」が不可欠です。メジャーを用意して、以下の3ステップで測ってみましょう。
1. 正しい姿勢をつくる
- まっすぐ立ち、片方の腕を斜め下45度に自然に下ろします。
- 腕を上げすぎたり、体に付けすぎたりすると、正確な数値が出ないので注意してください。
2. 3つのポイントを確認する
メジャーを当てる位置は以下の3点です。
- 起点:首の後ろの付け根にある、一番出っ張った骨(ぐりぐり)。
- 経由点:肩の先(肩の骨の一番高いところ)。
- 終点:手首の外側にある、くるぶしの骨。
3. メジャーを沿わせる
- 「起点(首の骨)」にメジャーの端(0cm)を固定します。
- そこから「経由点(肩の先)」を通り、そのまま「終点(手首の骨)」までメジャーを伸ばします。
- 首〜肩 + 肩〜手首 = あなたの「基本の裄丈」となります。
身長から見る、標準的な裄サイズの目安
「手元にメジャーがない」「今の着物のサイズが平均的か知りたい」という方は、以下の身長別の目安表を参考にしてください。
【早見表】身長から見る、標準的な裄サイズの目安
| 身長 (cm) | 裄丈の目安 (cm) |
|---|---|
| 150cm前後 | 62 〜 64cm |
| 155cm前後 | 64 〜 66cm |
| 160cm前後 | 66 〜 68cm |
| 165cm前後 | 68 〜 71cm |
※腕の長さや肩幅には個人差があります。目安としてご活用ください。
※腕の長さや肩幅には個人差があるため、あくまで一般的な目安です。
※振袖など華やかな場面では、目安より1cmほど長めに仕立てると、よりエレガントで豪華な印象になります。
忘れてはいけない「長襦袢」とのバランス調整
裄丈直しで最も多い失敗が、「着物だけを直して、長襦袢のことを忘れてしまうこと」です。
- 長襦袢の裄が短い場合:着物の袖の中で襦袢が泳いでしまい、袖口から腕が露出して寒々しく見えます。また、着物の袖口が直接肌に触れるため、皮脂汚れの原因にもなります。
- 長襦袢の裄が長い場合:着物の袖口から長襦袢がはみ出してしまいます。これは着物姿において最も避けるべき「身だしなみの乱れ」の一つとされています。
理想は、「長襦袢の裄が、着物の裄より約0.5cm〜1cm短いこと」。当店では、着物のお直しに合わせて、お手持ちの長襦袢のサイズ調整も承っております。トータルで整えることで、着崩れの心配がない完璧な着姿が完成します。
専門店だからできる、跡を残さない「究極のスジ消し」
着物のお直しにおいて、私たちが最も大切にしているのは、単に寸法を変えることではありません。「直したことが分からないほど、自然で美しい状態に戻すこと」です。長年受け継がれてきた伝統の技が、あなたの大切な一着を甦らせます。
職人の手仕事。裄直しが完了するまでの全プロセス
当店の裄直しは、すべて熟練の職人による手作業で行われます。
- 解き・検品:袖と肩を繋ぐ縫い目を慎重に解き、生地の内部(縫い込み)の状態を確認します。
- 生地の診断:日光による「ヤケ(変色)」や、長年の保管による「汚れ」がないか、1ミリ単位でチェックします。
- スジ消し(折り目直し):元の縫い跡を、生地を傷めない特殊な技法で平らに整えます。
- 正確な縫製:新しい寸法に合わせて、一針ずつ丁寧に縫い合わせます。
- 最終仕上げ:全体のバランスを整え、美しい落ち感が出るよう蒸しを当てて完成です。
古い折り目も目立たせない。独自の「スジ消し」技術とは
「裄を伸ばしたら、元の縫い目の跡(スジ)が白く残ってしまうのでは?」これは、裄出しを検討されるお客様が最も心配されるポイントです。
長年折りたたまれていた生地には、頑固な折り跡やホコリが入り込んだ「スジ」が残ります。一般的なアイロンがけだけでは、この跡はなかなか消えません。
当店では、生地の素材や織りに合わせた「プロ専用の蒸気プレス」と「手わざ」を組み合わせ、繊維の奥から折り目を復元します。この「スジ消し」の工程に時間をかけるからこそ、お直し後もまるで最初からそのサイズであったかのような、滑らかな仕上がりが実現するのです。
※生地の劣化やヤケが激しい場合は、完全に消しきれないこともありますが、その際も「色補正」などの最適なリペア方法をご提案いたします。
生地の種類(振袖・訪問着・紬)に合わせた最適な仕立て
着物は種類によって、生地の厚みも「紋」の位置も異なります。きものサロン創夢では、それぞれの特性を熟知した職人が担当いたします。
- 振袖・訪問着:豪華な柄が袖の縫い目で途切れないよう、全体のバランスを考慮して寸法を割り出します。
- 留袖(比翼仕立て):表地だけでなく、内側の「比翼(ひよく)」も同時に調整し、重なりが美しく見えるように仕立てます。
- 紬(つむぎ)・小紋:生地特有の風合い(節や凹凸)を損なわないよう、力加減を繊細に調整して縫い上げます。
「この着物、特殊な生地だけど大丈夫かしら?」と不安な方もご安心ください。100年の歴史の中で、私たちはあらゆる種類の着物に向き合ってきました。その経験こそが、私たちの誇りです。
裄サイズ直しの料金表
| 裄のサイズ出し (長くする場合) | 振袖 15,400円(税込) 留袖(比翼付き) 15,400円(税込) 袷着物 15,400円(税込) 単衣着物 15,400円(税込) 振袖長襦袢 12,100円(税込) 着尺長襦袢 12,100円(税込) |
|---|---|
| 裄のサイズ詰め (狭くする場合) | 振袖 15,400円(税込) 留袖(比翼付き) 15,400円(税込) 袷着物 15,400円(税込) 単衣着物 15,400円(税込) 振袖長襦袢 12,100円(税込) 着尺長襦袢 12,100円(税込) |
※広くする場合、筋消しが必要な場合がございます。
※納期は10営業日前後となります。ただし繁忙期には通常時よりお時間をいただく場合がございます。
※価格はすべて税込となります。
【無料相談】まずはスマホで写真を送るだけ!
気になる部分をスマホで撮影してLINEでお送りいただければ、概算の見積もりや最適な直し方をプロがアドバイスいたします。もちろんお電話・お問い合わせフォームからでも大丈夫です!。
よくあるご質問
裄丈直しを検討される際、多くのお客様から寄せられるご質問をまとめました。こちらにない疑問についても、お気軽にお問い合わせください。
- 跡は本当に消えますか?古い着物でも大丈夫?
- 熟練の技術で最大限目立たなくいたします。基本的には「スジ消し」の工程でほとんど分からない状態まで復元可能です。ただし、数十年単位で時間が経過している着物や、強い日焼け(ヤケ)がある場合は、折り目の跡がうっすらと色残りすることがあります。
その場合でも、専門の職人が周囲の色と馴染ませる「色補正」を行うことで、着用時に目立たないレベルまで仕上げることが可能です。
- 最大で何センチくらい伸ばせますか?
- 平均して片袖3〜4cm、左右合わせて6〜8cm程度が目安です。伸ばせる長さは、着物の袖付け部分の内側に残されている「縫い込み(余分な布地)」の量によって決まります。まずはご自身で袖の付け根を触ってみて、中に布が余っているか確認してみてください。正確な寸法は、私たちが解いてみた際に判断し、最適な長さをご提案いたします。
- 裄直しと一緒に「クリーニング」も頼める?
- はい、もちろんです。むしろ同時のお手入れがおすすめです。お直しで一度袖を解く際に、普段のお手入れでは届かない部分まで綺麗にすることができます。特に「丸洗い」や、袖口の「汚れ落とし」をセットで行うお客様が非常に多いです。お直し後の綺麗なシルエットを、清潔な状態で長く楽しんでいただけます。
- リサイクルショップで買った着物でも直せますか?
- 大歓迎です。どこで購入された着物でも丁寧に対応いたします。ネットオークションやアンティークショップで購入されたお品物も、遠慮なくお持ち込み・お送りください。生地のダメージ具合を確認した上で、今後長く着ていただくためのベストなお直し方法をアドバイスさせていただきます。
- 振袖や留袖など、格の高い着物でも大丈夫?
- 振袖・留袖のお直しは、当店が最も得意とする分野の一つです。比翼(ひよく)がついた留袖や、豪華な刺繍・金彩が施された振袖は、非常に繊細な技術を要します。当店では、柄のつながりや重なりを崩さないよう、一点一点細心の注意を払って仕立て直しますので、安心してお任せください。