お客様情報

ご依頼前のお悩みについて教えてください

親戚の結婚式に訪問着を着ようと思ってタンスから出したら、原因の良くわからない濃い茶色いシミがありました。晴れの場には着られなそうだし、手放した方が良いのかもとも思いましたが、作家さんに染めていただいた思い入れの深い着物なのでそれもできず。なんとかして欲しいという気持ちで、創夢さんに相談しました。

創夢からはどのような提案・作業がありましたか？

濃い茶色のシミは、保管中の酸化でできる黄変（おうへん）という古いシミであると説明されました。この黄変には漂白が必要なのだそうですが、漂白すると手書きの模様部分だけでなく地色まで色が抜ける可能性があるとのこと。そこで色が抜けるギリギリまではシミを落として、色が残った部分が目立たないように銀彩加工をしては？と提案されました。

シミ取り以外の方法でシミがカバーできるなんて、考えもしませんでした。全体のバランスを取るために、他に2箇所にも銀彩を散りばめることもご提案いただき、お見積りの詳細もわかりやすく教えてもらえたので、安心して「おまかせします」と言えました。

着物の仕上がりについて満足度は？

焦げ茶色のシミは気にならなくなっており、銀彩加工も元の着物の雰囲気を壊さず、それでいて上品な華やかさを添えてくれていました。大満足です！新しい文庫紙に包まれた訪問着、懐かしく思い入れのある一品なのに、新品のような新鮮さを感じました。

創夢のサービス全般について感想や印象はどうですか？

シミの問題や対処法について熱心に親身になって考えてくださり、感謝しかありません。「もう無理かも」と心のどこかで思っていました。大袈裟かもしれませんが、着物にとって救世主のような存在です。友人や知人には「着物のことで困ったらココよ」と教えていこうと思います。