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【完全版】七五三の準備・持ち物チェックリスト

七五三の準備・持ち物

お子様の成長を祝う七五三は、ご家族皆さんにとっても嬉しいイベントのひとつですね。七五三の準備はもう完璧ですか?

「七五三の着物は準備完了!」という人、小物類や着付け用グッズの忘れ物、また着物の肩上げ等の準備は大丈夫でしょうか。七五三前日や当日になって「あっ忘れた!」とならないように、事前にしっかり確認しておきましょう。

坂根克之
坂根克之
こんにちは。着物関係一筋50年 京都きものサロン創夢(そうむ) 坂根克之です。ここでは七五三の準備・持ち物について、七歳・五歳・三歳それぞれの準備チェックリストを解説していきます。

七五三:七歳女の子の持ち物や準備

1)着物
四つ身(よつみ:七五三 7~12歳向けの着物)を用意します。「しつけ糸」は事前に外しておきましょう。「肩上げ」を必ず行っておいてください。肩上げは元々はサイズ調整のためのものですが、現在ではこれからの健やかな成長を願う意味を持ったいわば「飾り」のひとつのようなもの。そのため、たとえサイズがピッタリも「肩上げ」は必ず行います。

2)長襦袢・半衿
長襦袢(ながじゅばん)は、着物の内側に着るインナーです。長襦袢には事前に「半衿(はんえり)」を縫い付けておきます。7歳女の子の七五三の場合、華やかな刺繍半襟(ししゅうはんえり)が人気です。

3)帯
7歳女の子向けの帯には2種類あります。

  • 子ども用袋帯(ジュニア帯):大人の振袖用袋帯と同じように、いろいろな結び方が楽しめる帯。ほどいて平らに保管できます。ただ、着付け難易度が上がるのと、ギュッと結ぶ必要があるのでお子様が重さや気苦しさを(着付け時に一時的にですが)感じることがあります。
  • 結び帯:すでに結んだ形に作られている帯。作り帯とも呼びます。着付けが袋帯(ジュニア帯)に比べてカンタンでスピーディなのが魅力です。ただし他の形に結び直すことはできません。

4)帯揚げ
帯揚げ(おびあげ)は、帯の上部に巻くかざりです。着物・帯の色柄などに合わせて色味を選んでおきます。

5)しごき
しごきは帯の下部分にまく飾り布です。腰を巻くように結び、下に垂らして飾ります。七五三独特の着付けなのでお忘れにならないように。

6)髪飾り
装いを華やかにするアイテム。見た目はもちろんですが、髪の長さやボリューム等に合わせて形・重さ等を考えて選んで上げると良いですよ。

7)筥迫
筥迫(はこせこ)と読みます。元々は武家の女性が使う小さなバッグや化粧ポーチのような扱いでした。現在では着物の胸元の「あわせ」の部分にさしこむアクセサリーのような存在です。

8)びらかん
びらかんは歩揺(ほよう)という飾りがついたかんざしのこと。歩揺のことは「ビラビラ」とも呼ばれ、「ビラビラがついているかんざし」→「びらかん」という名前になりました。かんざしですが髪にはささず、筥迫に差し込んで使います。

9)扇子
扇子(せんす)は元々は仰いで涼しくするためのものですが、ここでは祝いのためのアクセサリーがわりです。お祝い事向けの金糸刺繍のもの等が一般亭。筥迫などとセット販売されていることが多く、統一されたデザインの方がコーディネートにまとまりが出ます。

10)草履
草履(ぞうり)は着物に遭わせる礼装用の靴のこと。足にあったサイズを選ぶことが大切です。7歳ですと「ぽっくり」と呼ばれる厚底タイプの草履が人気です。

11)かばん・バッグ
草履とセット販売されていることが多いです。草履とバッグの色味やデザインが近いと上品で高級感のある仕上がりになります。

12)肌襦袢
肌襦袢(はだじゅばん)は長襦袢のさらに内側に着るインナーです。汗取り効果等があります。撮影のみで超短時間の場合だと不要とする撮影スタジオもあるようです。

14)腰紐
着付けに使用する紐です。数本用意します。着付けの方法、着物のサイズ等で本数が変わることがありますので事前に着付け師・スタジオ等に確認しておきましょう。

15)伊達締め
伊達締め(だてじめ)は着物の衿合わせが崩れないようにするための着付けグッズです。短時間撮影なら不要とすることもありますが、よく動く活発な子なら短時間でも付けた方が良いです。またお詣り等で長時間着るなら絶対に必要。

16)帯板2枚
帯板(おびいた)は帯の中に入れてシワをのばし、形を整えるために使います。結び帯(作り帯)であれば帯板は1枚でOKです。

17)三重仮帯
結び帯(作り帯)の場合には要りません。

18)帯枕
帯枕(おびまくら)は帯の中に入れてこんもりとした形を整えるためのアイテムです。結び帯(作り帯)の場合には要りません。

19)タオル2~3枚
着付けの際に体に巻いて、体のラインを調え、着崩れしにくくします。使用の有無や枚数は着付け方によっても違います。

20)足袋
和装用のソックスですね。お子様向けのものならばストレッチ入りが足にぴったりと合いやすいですし、比較的歩きやすいので便利です。

21)重ね衿
重ね衿(かさねえり)は着物の衿につけて華やかに演出するためのアイテム。事前に着物に縫い付けて準備しますが、レンタル等の場合には最初から付いていることもあります。

七五三:三歳女の子の持ち物や準備

1)被布
被布(ひふ)はベストのような袖なしの形の上着。3才のお祝いの時にのみ使う独特のアイテムです。

2)着物
初着/掛け着/一つ身(赤ちゃん~4歳頃まで使う着物)を使用します。お宮参りの時のままになっている掛け着・初着は、袖にまるみを付けて紐を外し、肩上げをしておきます。新品の場合にはしつけ糸がついていますので、事前に外しておきましょう。

3)長襦袢・半衿
長襦袢(ながじゅばん)も着物と同様に、お宮参りのままになっているものは袖に丸みをつけておきます。半襟は事前に縫い付けておきます。

4)巾着
巾着(きんちゃく)は、ギュッと絞って持つタイプのバッグ。小さなお子さんらしいかわいらしいデザインが人気です。

5)草履
7歳向け草履は厚底タイプが多いですが、3歳向けなら低めのタイプが絶対におすすめ。ムリに厚底(ぽっくり)を履かせると転倒したり怪我をしやすいです。

6)髪飾り
3歳だとまだ髪が細かったりボリュームが少ない子も多いので、その点に注意。軽くて控えめなデザインの方がヨレにくいです。

7)肌襦袢
肌襦袢(はだじゅばん)は着物の中に着る汗取りインナーのようなもの。ガーゼ等、肌当たりの優しいものがおすすめです。

8)足袋
足袋(たび)はストレッチ等の履きやすいものを。いきなり当日に履くと違和感を覚えて歩けなかったり、嫌がる子も多いので、2足程度購入して当日までに練習しておくと良いですよ。

9)タオル1~2枚
着付けのために使います。使用有無や枚数は着付け方によっても変わります。
10)兵児帯
兵児帯(へこおび)はくしゅくしゅっとした柔らかな帯です。着付け方によっては使わないこともあります。

11)腰紐3本~5本
着付けのために使います。着物の長さ等によって使う本数が変わります。

3歳・5歳男の子の場合

1)着物
3歳の場合にはお宮参りの時に使った初着・掛着も使用可能。この場合、袖に丸みをつける加工を行い、紐を外しておきます。5歳だとお宮参り着物はかなり小さくなってしまうので、新調した方が良いです。

3歳・5歳ともに「肩上げ(かたあげ)」は必ずしておきます。肩上げはサイズ調整のためのものですが、これからの成長を祈る飾りでもあるので、たとえサイズぴったりでも必ず肩上げしてください。

2)長襦袢
長襦袢(ながじゅばん)は着物の中に着るインナーのこと。お宮参りに使った初着・掛着向けの長襦袢の場合は、着物と同じく袖に丸みをつけておきます。こちらもサイズによっては肩上げが必要。半襟(はんえり)は事前に縫い付けておきます。

3)羽織
羽織(はおり)は着物の上にはおる短めのアウターです。七五三ではお祝い向けの華やかな柄入羽織が人気。また家紋を入れることを忘れないようにしましょう。

羽織もサイズに合わせて肩上げをしておきます。肩上げの際には、家紋がキレイに見えることを意識しましょう。

4)袴
袴(はかま)は和装のズボン(ボトム)のこと。3歳の場合だと、袴は省略して女の子と同様に被布(ひふ)を着る子も増えています。

これは袴着がある程度大きくなってから(数えで5つ)の儀式であったから…という意味合いもありますが、3歳で小柄な子だと袴での身動きやトイレが難しいといった利便性の問題もあるようです。

5)角帯
角帯(かくおび)はメンズ向けの帯です。着物・袴に合わせた色合いのものを選びます。

6)懐剣
懐剣(かいけん)はお守り代わりの刀のこと。帯にさすアクセサリーのような存在です。

7)羽織紐
羽織紐(はおりひも)は事前に羽織につけておきましょう。

8)雪駄
雪駄(せった)は、和装で履く靴のこと。大人向けの雪駄だと小さめがおすすめですが、小さな子なら足にぴったりと合うサイズが履きやすいです。

なお「成長するだろうから」と足より大きいサイズの雪駄をはかせるのはNG!見た目にも良くない上、転倒等の事故のリスクが大きく上がります。

9)肌襦袢
肌襦袢(はだじゅばん)は、長襦袢のさらに中に着る汗取り等のためのインナーのこと。肌当たりの柔らかい素材がおすすめです。

10)足袋
足袋(たび)はストレッチ入のものがおすすめ。女の子と同様に、1~2足は多めに買って事前に練習しておくと良いです。また当日に汚す子も多いので、予備を持ち歩くことをおすすめします。

11)タオル1~2枚
着付けのために使います。新しく柔らかい状態のものを。着付けの方法によって枚数や使用有無は変わります。

12)腰紐2本~
着付けのために使います。着付け方法・着物のサイズ等によっては紐の本数が変わるので、事前に確認しておきましょう。

13)扇子
扇子(せんす)は末広がりの形から、お祝い事のためのアクセサリーとしても使われてきました。現在の七五三向けのものですと、羽織紐や懐剣とセットで売られていることが多いですね。

14)その他小物
地域によっては、懐剣・扇以外にも小物をもたせることがあります。これについては地域差が大きいので、お住まいの地域の呉服屋さん等によく相談されておいた方が良いでしょう。

なお「お守り」をお子様に持たせるご家庭も多いですが、撮影スタジオでの撮影の場合、羽織で隠れて見えなくなります。「写真にはうつらない」という点は事前に了解しておいた方がよいでしょう。

おわりに

七五三の準備チェックリストはお役に立ちそうですか?新品でも当日までにはすべて袋から出してしつけ糸やタグ等をはずしたり、和装ハンガーにかけて風通しをさせておくことをおすすめします。

また半衿の縫い付け等の準備はかならず前日までに終わらせておくこと!当日に「縫い付けてない~」となっても、撮影スタジオ等では縫い付け対応ができないことがほとんどです。自分での準備が難しい場合には、着物加工のお店等に相談しておくと良いですよ。

もちろん当店でも七五三の準備についてご相談を受け付けていますので、お気軽にご相談くださいね。

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